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【第004回】クラウディア窓辺さんについて(全文テキストあり)

クラウディア


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日本マイクロソフト Windows Azureエバンジェリストの砂金さんとクラウディアさん、Azure、そしてクラウド時代の生き方についてお話ししました。

お品書き:

  • クラウディアさんを使った営業作戦
  • クラウディアさん(レイヤー)募集!
  • クラウドになって変わること変わらないこと
  • クラウド時代の生き方

クラウドガール紹介ページ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/claudiaazure.aspx

クラウディアさんの書籍はこちら。

・砂金さんTwitter
https://twitter.com/shin135

・クラウディアさんTwitter
https://twitter.com/Claudia_Azure

【オープニング】

長谷川: 皆さんこんにちは、長谷川です。『テックたましい』第4回、今日のゲストも、砂金さんです。

砂 金:  はーい、砂金です。続きですいません。2本録りです。

長谷川: はい、2本録り、それ言わないで下さい(笑)今日もよろしくお願いします。

砂 金:  よろしくお願いします。

長谷川: はい。砂金さんが紹介したいネタが、ちょっとあるとのことなのですが。

砂 金:  たぶん、Google先生でもBing先生でも、そこはどうでもいいんですけど、クラウディアさん、『クラウディア』と検索すると、金髪の、二次元の、ちょっと素敵なお姉さんに巡り会える。『クラウドガール』で検索して頂くと、1番ベストなんですけど。

長谷川: 今、見てるんですけど。これ、なんで金髪になってるんですか?女性ですか?

砂 金:  はい。いい質問ですね。これはですね、実はクラウディアさんって、僕が実はプロデューサーをやってるんですけど、マイクロソフトがもっと多くの開発者の皆さんと仲良くなりたいと、そういう思いを込めて作り上げた二次元のお姉さんのキャラクターです。それで、実はですね、これ、キャラクターデザインとかすごいこだわっていて、クラウディアには親戚がいます。親戚の1人が『窓辺ななみ』。これは秋葉原方面でPC ショップに行くと、ななみちゃんが何かいろいろやって、販促を手伝ったりするんですけど。

長谷川: えっ!!マジですか?!これ。マジで?

砂 金:  マジです。マジです。ななみちゃんはWindows7を秋葉原方面で、ショップ経由で販売するための、マイクロソフトでは重要なプロモーション施策として展開してるキャラクターですね。たぶん、リアルに存在するマイクロソフト社員、私みたいなエバンジェリストも含めてですけど、リアルな日本マイクロソフト社員の誰よりも、Twitterのフォロアー数が多いです。

長谷川: 皆さん、フォローして下さい。アカウントは@windows7_nanamiです。『窓辺ななみ』で検索して頂ければ出てきます。

砂 金:  それで、クラウディアさんですね、窓辺ななみは、Windows7をソキューするスペクタルだったんですけど、Windows Azureっていうクラウドを展開するために出てきたお姉さんで、なんで金髪か。

長谷川: なぜ金髪か。

砂 金:  いまだにAzureって日本にオリジナルのデータセンターがなくて、キャッシュサーバーはあるんですけど、要は『舶来ものである』と。舶来もので、クラウドっていった時に、これはやっぱ金髪で。ただ、英語しか喋れないと、日本でいろいろ展開していくのがめんどくさいので、設定上は、お母さんはフランス系アメリカ人。お父さんは日本人っていうハーフの設定で、一応、造形的には金髪のきれい系なお姉さんというので展開をしてます。

長谷川: 生まれはどちらの。

砂 金:  アメリカ人ですね。

長谷川: アメリカ人で、クラウディアというところなんですね。

砂 金:  ただ、いろんな隠し設定があってですね。大好物は、『おにぎり』ですね。『おにぎり』という日本の文化に、すごくこう、可能性を感じていて、おにぎり大好きみたいな話が、『クラウディア外伝』というのがあってですね。そっちの方では展開をされています。はい。クラウドガール外伝の。

長谷川: なるほど。

砂 金:  ちなみに、窓辺ななみもですね、クラウディアも絵師の人は『わかば』さんという人に描いて頂いて、絵を描いて頂いているんですけど、我々がつきあい始めた頃は普通の人だったんですが、今は同人誌界隈で、結構売れっ子の絵師さんになっちゃってですね。最近、あんまり頻繁に絵を描いてもらえないっていう、若干悩ましい状況が生まれてきてます。

長谷川: なるほど。そんなクラウディアさんを含めて、今日お話し頂くのは、『クラウド』。

砂 金:  はい。クラウディアさんで、どこか行き着いた時に、たぶん僕らが狙っているのは「ここを見て欲しいな」っていうのが実はあってですね。なんと、クソ真面目な技術コンテンツしか置いてない『Google八分』も甚だしい、MSDNっていうサイトがあってですね。

長谷川: 検索できないですかね。

砂 金:  検索になかなか引っかかってこないんですけど、非常にいい技術コンテンツを置いてあるところがあるんですね。で、MSDMの中に、なんと、クラウディアさんがクラウドを簡単にわかりやすく説明するコミックが、漫画版が、置いてあって、この中で、例えばクラウディアさんが「クラウドを使い始めるんだったら、こうやったらいいのよ」と、基本的にはツンデレ設定なので、かなりツンで、上から目線な感じで説明をしてるんですけど、踏みつけられるのが大好きなMっ気たっぷりエンジニアの皆さんとかはですね、そのへんを喜んで読んで頂いて、楽しんで頂いている、と。中身は非常に真面目にやっていますので、例えば4ページ構成のコミックの中で、3ページはストーリーなんですね。

長谷川: ストーリー。。。

砂 金:  1ページだけは技術解説が入ってます。技術解説の中で、「こうやってこのテクノロジーを使うと、あんたもちょっとマシなエンジニアになれるわよ」みたいな。

長谷川: ツンデレだ・・

砂 金:  ツンデレをクラウディアさんがしてくれる、と。

長谷川: わかりました。

砂 金:  これを読んで欲しい。

長谷川: それでは『techghost:テクたま』始まります。

【本編】

砂 金:  クラウディアさんは、我々が積極活動をしていて、例えばマイクロソフトのイベントに来たとするじゃないですか。そうするとWindows Azureが絡んでいると、結構な確率でレイヤーのお姉さんに会うことできます。コスプレイヤーのお姉さんがクラウディアの格好をして。

長谷川: なるほど。Microsoft Azureのイベントに行くと、レイヤーに会える、と。そういうこと?

砂 金:  そんな感じです。で、我々がやっている卑怯な作戦、その1。だいたい、そういう所に来て下さる方々に、ベンダーの人間が「名刺交換をお願いします」と言っても、ちょっと嫌な顔をするか、スルーされるか、どっちかなんですけど、クラウディアさんが「私とちょっと名刺交換して下さい」っていってお願いすると、100%成功ですね。なので、クラウディアさんには名刺を持たせています。名刺を持たせていて、結構かわいいキャラがついた名刺なんですけど、それを渡すとですね、必ず某有名企業さんの偉いさんの名刺もゲットできる、と。

長谷川: これは魅力的ですね。

砂 金:  マイクロソフト、そこで卑怯なのは、クラウディアさんの後に黒服みたいな、我々みたいな、あるいはもっと営業っぽい人間がついていて、名刺を見て「これは!!」と思った途端に、「いや、実はこれはですね」みたいな。そこから営業トークに入れる、と。

砂 金:  結構役作りはきちんとやってくれるので。このお姉さん達を雇う時に、悩ましいポイントが1個あって、「イベントコンパニオンを雇いたいです」といった時に「レイヤーさん、できますか?」という問いに対して、なかなか「YES」と答えてくれる確率が低い。

長谷川: 皆さん、レイヤー募集です!! 直接、砂金さんのTwitterにメールして頂ければ。「私、レイヤーやります」と。

砂 金:  はい。例えば北海道でやったイベントで、「私レイヤー、クラウディアさんになりたいので衣装を貸して下さい」という依頼が、開発コミュニティーの方から来まして、まあ、女の子から。で、もう無料でお貸ししたんですよ。もう、赤ぶちアンダーリムの眼鏡から、ウィッグから、スーツまで、一式揃ってありますから。

長谷川: これ、Microsoftの資産としてそういうのがあるってことですか?

砂 金:  会社のお金で何をどこまでやっていいのかなっていうのかが、一応怒られるところまでやってみようというので(笑)私は結構、女子でITで頑張っているという主張がある方は、全員にお約束できるかどうかはわからないんですけど、せっかく聞いて頂いているので、プレゼントしたいなと思うのは、クラウディアさんが付けているWindowsロゴマークのちょっと青いイヤリング、これ会社のお金で、ノベルティーで作りました。

長谷川: はい、皆さん、これ、プチ・インセンティブ情報、来ました!Azure女子部の方は。

砂 金:  女子で、あれですよ。自称女子ダメですよ、自称女子ダメで、きちんと性別的にお姉さんで、IT業界で非常に頑張っている方が、もし聞いていれば、ご連絡頂けると。

長谷川: もし我々のほうにご連絡頂ければ必ず、砂金さんの方にご連絡して、イヤリングのほうを。

砂 金:  クラウディアさんのイヤリングを。

長谷川: クラウディアさんイヤリングを。

砂 金:  プレゼントしたいと思います。

長谷川: だから、詐欺ダメですよ。男の人、ダメですからね。女子の方で、もし「欲しい」って方がいたら、砂金さんの方に直接ご連絡頂ければと思います。

砂 金:  クラウディアさん、結構いろいろなところで活躍をしていてですね、今回のこのネットラジオも、いろいろ音楽こだわっていると思うんですけど、ニコ動かYouTubeで、「Through the Window」っていうふうに検索をして頂くと、某有名『Miku Miku Dance』のプロデューサーさんに作って頂いた動画があってですね。これは3Dのクラウディアさんが歌って踊るというようなものが、のっかってます。これはアングラでやっているかというと、そうでもなくて、4月にWindows8の開発者向けの説明会みたいのでイベントをやったんですけど、そこに2000人集まる大規模イベントだったんですが、オープニングビデオ、クラウディアさんの『Miku Miku Dance』ですね。Microsoftが何をやってるんだって、そのギャップもまたいろいろな人にご評価を、ありがたいことに頂いて、これを見た方とかは「同じものを作りたい」とおっしゃる方がいらっしゃいますけど。

長谷川: これ、おもしろいですね。パーツで公開されてる感じなんですか?

砂 金:  はい、これはですね。

長谷川: おっ!!

砂 金:  『Miku Miku Dance』です。『Miku Miku Dance』に、今、デモ中です。リアルでも中です。

長谷川: はい。

砂 金:  『Miku Miku Dance』に、クラウディアさんの3Dモデルを読み込みました。

長谷川: 読み込みました。あ!! すごい!!

砂 金:  クラウディアさんが表示されます。で、振り付けのデータは、モーションデータがあるので、これを読み込んで、踊らせてみましょうか。

長谷川: はい。

砂 金:  で、踊ると、クラウディアさん、こんな感じですね。

長谷川: すごい!!

砂 金:  せっかくなので、座標とかウザイのは消して、背景を黒にしたりすると結構な、いい感じで。

長谷川: すごい、これ!! Azureより、こっちの方がすごいよ。

砂 金:  あの、これはほんとに、狙った通りでですね。Windows Azure 知りません。アカウント持っていません。使ったこともないです。Windowsサーバーわかんないでも苦になく使えたのでっていう方々でも、クラウディアさんの事は知ってますっていう方々が結構いらっしゃって。

長谷川: なるほど。

砂 金:  僕らからすると、未知の、今までリーチがなかった世界に対して、クラウディアさんを接点としてビジネスが広がるので、まあ、まずはクラウディアさんを好きですか、嫌いですか。で、たいがいのエンジニアの人はありがたいことにクラウディアさんを「好きだ」と言ってくれる。

長谷川: はい。

砂 金:  これはクラウディアさんのキャラ設定の時に、我々も結構真剣にやっててですね。例えばこういう二次元のやつって、意味もなくという訳ではないんですが、とにかく『窓辺ななみ』も16歳とかの設定なんですね。

長谷川: はい。

砂 金:  高校生くらいな設定、そのくらいにするのがポイントなんですけど、クラウディアさんの場合は、26歳からスタートします。

長谷川: 年上じゃないですか。だいぶ。

砂 金: なので、職場にいる、ちょっとITがわかる、プログラミングができる素敵な同僚に、クラウディアさんみたいな人がいたらいいなっていう妄想を掻き立てるために、あえて26歳設定。で、今1年経ったんで、もう27歳になってるんですけど、もともと今表示してるのがですね。長谷川さんと一緒に見てるのが、クラウディアさんの最終形になる過程の原画です。この中で、どういうタイプがいいですかっていうので、いろいろ議論を。最初は幼い感じだったンだけれども、最終的には左から2番目・・ごめんごめん・・聞いてる人わかんないですよね。左から2番目のちょっとお姉さんな、ボブなヘアーのクラウディアさんに落ち着いた、と。ちなみにクラウディアさんって今、赤ぶちアンダーリムの眼鏡をかけてるんですけど、そういう状態になったのは、この1個手前があって、眼鏡かけてなかったんですよ、もともと。ちょっと方向性を検討したいので、どういうイメージが砂金プロデューサー的にあってるか、というのをコメントを求められた時に、エヴァンゲリオンでいうと、レイでもアスカでもなくて、赤ぶちアンダーリムっていうか、眼鏡な感じで。 

長谷川: えと、赤木博士ですか?

砂 金:  いやいやいや、赤木博士はちょっとお姉さんすぎるので。

長谷川: はい。

砂 金:  はい、マリの方で。なんか「マリっぽくして下さい」ていうオーダーをかけたところ、赤ぶちアンダーリムのクラウディアさんが出てきて、「これで、いいッス!」みたいな。

長谷川: また、マニアックな。

砂 金:  たぶんね、マリ好きの方って、結構多いと思うんですよね。

砂 金:  はい。いいんです、そういう所がまた。興味を持ってもらうとっかかりって、実は何でもよくって、別に「クラウディアさんが好きだからAzureを使って欲しい」とか、そういう動機でもいいわけですよ。で、さっき、ちょっと曲を流した、イベントで流した動画があるんだけれども、あれは実は、今、ヤマハさんとやってるWINDOWS8及びWINDOWS Azureのプロジェクトがあって、最終的にはWINDOWS8がスレートPC、まあiPadみたいな形で、販売された時に、VOCALOID(ボーカロイド)があらかじめ入った『Miku Miku Dance』がすぐ作れる状態のスレートPCが作れたらいいねっていう所から始まったんだけれども、そのもっと仕掛け人の砂金的な思惑は、不純な動機で、「クラウドでしょ」と。「クラウディアさんをAzureで歌わせたいんだ」と。

長谷川: Azureで歌わせるってどういうこと?!

砂 金:  VOCALOIDってみなさん気軽に使っているんだけれども、気軽に使える音声合成エンジンなんだけれども、音声合成ってやっぱり、そのコンピューティング的にはリソースが必要で、PCを読むメモリーも、できるだけたくさんあった方がクオリティーが高い音源が作れる。そうすると、クラウディアさんは、なんか、さっきのイベントでね、レイヤーさんに会える。あれはあくまでもレイヤーさんなんで、三次元化されたものであって、「クラウディアさんはやっぱ、クラウド上にいるべきだろう」と。クラウド上にいて、クラウディアさんが普通に歌ってくれたら、嬉しいなというので、VOCALOIDを無理やり組み合わせて、VOCALOIDの合成エンジン、歌声エンジンをAzure上にして。

長谷川: Azure上に。

砂 金:  WINDOWS8の『Metroスタイル』っていうアプリケーションで簡単に作曲ができるVOCALOIDを今、ちょっと開発中なんだけれども、それを使い、裏側は全部クラウドでやってるというような世界観を作ろうとしている。で、クラウドを使う時に、ただ、例えばなんだろうな。WordPressを今まで安いホスティングサーバーで使ってたのをクラウドに載せ替えました。それはそれで大変ありがたい話なんだけれども、どっちかっていうと、やってる側からすれば、今までできなかったことをクラウドで初めてできるようになりましたというような話の方がすごくうれしくて、そういう話をどんどん増やしていきたいなと思っている、と。音声合成っていうのは一つの例で、あとは直近でやっているやつだと、その映像系でいうと、『3Dレンダリング』。

長谷川: なるほど。すごいコンピーティング・リソースを使う感じことで。

砂 金:  例えばピクサーのトイストーリーとか。トイストーリってAzure上で最終映像化のレンダリングをやってるんですね。で、2時間の映画を、あのクオリティーで全てフルCGで、3Dレンダリングしようとすると、途方もないリソースが必要で、今まではそれを1本の映画を作るためにハードウェアを買って、自前の資産として持つのはできなかった。なんだけれども、それがピクサーみたいな会社でもできなかったんだけれども、それがAzureみたいに、「一時、使います」と。すごい繁忙期は、最後は、映像の仕上げとかやり直すだけはクラウドを使えばいいし、そうじゃない時は、あまりお金がかかんない状態にできるっていうのがあれば、もっと何か、いろんなことができるかな、と。音声合成とか、そういう3Dのレンダリングであるとか、あと最近よく我々がやっている仕事でいうと、HadoopでWeb解析みたいな、ログの解析。ログの解析っていうとバーチャルな世界の、二次元の話だけっていうふうに思われるかもしれないけど、これはまだうちの仕事じゃないんだけれども、TSUTAYAのTポイントカードがYahooと提携して、みたいな話がある。ああいうのがあるとリアルな生活のすべての行動ログが「Webでこのページをクリックしましたね」というのと同じように、全部こう繋がっていく、と。その中で、行動履歴を自分の属性データとかと組み合わせて、「じゃあ、あなたは今こういうのがほしいですよね」っていう最後の答えを出すための計算。これ結構たいへんで、Amazonとか楽天とか、そういう所は自然な流れでやって、ユーザーに見せてるけども、あの裏ではすごくたいへんな苦労がある。それを例えばクラウドを使って、今までは特殊な人しかできなかった物が、誰でもできるというような世界観をいろんな方々に提供していけたらいいな、と。

長谷川: なるほどね。昔聞いた話で、IBMにいた人が大晦日とか新年になるときに、世界中のIBMの社内のコンピューターがシャットダウンされるというか、誰も使わない状態になって、もうリソースが100%、自分の物として使えるときに自分が実行したい浮動小数点か何かのプログラムを全世界のコンピューターで並列に処理させたら何秒で終わるかっていうことにすごい興味がある人がいて、実行させて(みたら)、「すげー速かった」っていうのを聞いたときに、クラウドって、たぶんそういう世界に近いんだろうなっていう気がしたのね。

砂 金:  残念なことに、ハードウエアを、サンのハードウエアを買ってきて、その上にSolarisを入れて、Oracle入り鉄か売っていうのが、一応、一番最初のITとの接点だった世代です。残念な感じで。今、例えば18歳の子が、高校生で、新しいWebサービス、「僕はiPhoneアプリ、作りたいです」って言ったときに、サーバー買わないです。

長谷川: 買わないね。

砂 金:  買わないで、クラウドを借りて、最初はユーザー数がそんなにない。ダウンロード数もないから、アクティブユーザー数は少ないんだけども、爆発的にヒットしたらどうしよう。爆発的にヒットしたら、クラウドのインタンスを増やせばいいじゃん。何もそこにすごい頑張んなくてもいいよねっていう自由発想な人たちが作るアプリケーションってやっぱすごくおもしろい。

長谷川: おもしろいよね。こう、今までテクノロジー・スタックの下側から、人が面倒見なくてもいいよっていうのが段々上がってきてると思うのに、昔はネットワークの線がどうのこうのとかいう時代もあったと思うけど、今ネットワークの線気にする人がいなくて、ハードウエア・リソースどうのこうの、気にする必要もなくて、さらに今ではミドルウエアとかその上のアプリケーション開発環境まで、誰もこう、お金さえ出せば、時間貸しで使えますよ、と。しかもそれがすごくスケーラビリティを持ってますって事が保障されてる状態を、こう、誰でも買えるのって、やばいと思うんですよね。

砂 金:  そう。

長谷川: 発想、たぶんね、新卒で入った会社の時代からすると、たぶん発想し得ない時代にもう、突入しているような気がしてる。

砂 金:  そういう世代の人たちが何か新しい物を生み出してくれる可能性を僕らは助けたくて、何かいまだにね。クラウドを、パブリック・クラウドを使うとセキュリティーの問題がうんぬんでって言うおっさんは、僕からするとxxxみたいな状態で、いやxxxですよ。暴言吐きましたど、今の仕事は、たぶん早晩なくなります、と。なくなった先、どういう仕事をしますか、と。クラウドを一番うまく使いこなせる人は、インフラ・エンジニアじゃなくって、実はアプリケーションをかける、インフラとかあんま興味ないんだけど、僕がやりたいサービスはこういうやつなんで、こういう感じで作れたらいいな、と。でもスケールアウトしたいし、大量のユーザーをさばきたいし、あんまり、こう、いろんな攻撃とかを受けたくないし、そういうのはめんどくさいから誰かやってくれたらいいのになっていう、開発者の皆さんが一番の恩恵を被る。これはね、その通りで、そういう世の中にしていきたいんだけども、じゃあ、そういうインフラ・エンジニアの人の仕事がなくなるかって言うとなくならない。

長谷川: なくならない。これはね、すごく重要。より重要性を増してきて、ほんとのスキルを持ってる人が、より重宝される時代がやってくるはずなのよ。このクラウドになるとね。

砂 金:  Microsoftが例えばGoogleとかAmazonに対していつも言っていることは、そういうのがいいよって言うふうに言ってる人たちに対して、「いや、実はそれはウソです」っていうふうに言っているのは、クラウドだけですべてが解決できるとは限らない。

長谷川: なるほど。

砂 金:  クラウドを使った方がいいときもある。なんだけど、自分でサーバーの管理をした方がいい時もある。それはケース・バイ・ケースだから、好きにすればいいじゃないですか。そんなのたいした問題じゃないです、と。おんなじOSのイメージを、手元でサーバーを買ってきて、仮想環境で動かしてもいい。じゃあ、それはクラウド上に持ってってもいいっていう判断があるんだったら、クラウド上で無限にスケールアウトさせればいい。それは、自由度が必要で、それをどう設計できるかって言うと、やっぱりインフラの技術をきちんと深いレベルでわかった人が、両方の特性を理解した上で、「いや、ここはお金をかけてしっかり個人情報が入ったデータベースは厳重に管理しましょう」と。「パフォーマンスは多少悪くてもいいんです」と。そういう、何かを削って何かを得るっていうトレードオフの考え方ができるアーキテクトの人が今求められてますよね。だからそういう人はたぶん職に困らない。なんだけど、「いや、なんかクラウドとか怖いから使ったことないし、やりたくもないし、興味もない」っていうのは、それは、進化を目指して、世の中を進化させることを目指してIT業界に入った我々、頑張っているはずのメンバーとして、なんか責務を果たしてないよね。世の中がせっかく進んで、進化してるんだから、それを守旧派になってどうする、と。より世の中の変化を加速するために、自分が何ができるのか、今までの経験をどこに生かせるのかっていうのは、ちゃんと考えて行動していけば、別にインフラ・エンジニアの仕事がなくなりますよ、みたいな。クラウドが、例えばAmazonとかGoogleとかが初めて日本で使われ始めた頃に、みんながおびえてた状況っていうのは超ダウト!!そんなことにはなり得ない。

長谷川: 全くならないですね。逆に、今までやってきた人たちは新しい環境をより新しい発想の元に形にしていくことに今まで以上に時間をかけていかなきゃいけないし、新しい、今まで「こういうの邪魔だな」と。例えば、パフォーマンスどうのこうのっていうのに、気になってうまく自分の提案を作れなかった人は、そういうのを一切気にしないで、提案を作れるようになるという時代が。

砂 金:  そうね。

長谷川: やってくる。みんなが思い思い、好きなように自分のほんとにやりたいと思う事を作っていける時代が来るんじゃないかな、と。

砂 金:  で、この時代の変化を全部クラウドだけで語るつもりはなくて、例えば開発手法で、アジャイルが果たした役割も大きいし、それぞれも、例えば、RubyとかJAVAとかドットネットとかが果たした役割も大きいんだけれども、昔みたいに200人をたこ部屋に詰め込んで、人月管理で、ステップ管理して開発するっていうのは、もう何か、たぶん今の世の中にそぐわない。で、もしこれを、この番組を聞いている方で、大手SIerに所属していて、「俺はもっと、独立した方が自由に羽伸ばして、いい仕事ができるはずなのにな」っていう人は、是非そうしてほしい。

長谷川: なるほど。

砂 金:  パートナーさんなんで、あまりオフィシャルにはいろんな場で、砂金もそういう話はしにくいんだけれども、組織の中で囲われちゃって、自由にほんとの自分実力を発揮できてないエンジニアの人たちっていうのを多く見てると、今せっかくこのクラウドで気軽にリソースを調達できて、「これいいな」と思ったサービスを、技術がある人だったら、本格的に作れる状況になっているので、その大背景を生かして、何か自分のキャリアを選択してほしいな、と。

長谷川: なるほど、今まで培ってきた物を武器に、それをレバレッジすることができる状態があるんだから、好きな生き方をしてほしい。

砂 金:  そう。もしかしたらね、今まではその大量の200人のプロジェクトをプロジェクト管理できるスキルみたいなので、くってけて人たちがまあ、いるかもしれない。それは今後も、そういう状況はある特定の領域ではあるんだけど、今後ほんとに伸びていく領域、仕事がたくさん増えてきて、世の中のためになる領域って、少人数で価値のあるサービスを、早い開発サイクルで回していける、そういう小集団を運営できるような、そういう会社なのか、チームなのかっていうような人たちがクラウドを一番うまく使いこなしてくれるんじゃないかな、と。なので僕が接してる多くの大手SIer所属のエンジニアの皆さんによく言ってるのは、「いいから、触ってほしい」って。「やってみて」と。

長谷川: なるほど。

砂 金:  それはたぶん、世の中のためにいいことになるし。まあ、全員が全員ね、そういう特性がある人ではないとは思うんだけど。

長谷川: もし、そういうことにチャンスを感じたいとか、あるいは少しでもやってみたいと思う人がいるのであれば、なるべく身辺をまず整理するところから始めて。

砂 金:  そうね。で、砂金さんに相談で。

長谷川: 自分の生活の中の固定費をなるべく削減して、そのあと砂金さんに相談して頂ければ、やっていけるんじゃないかな、と。

砂 金:  できる限り支援します。あの、そういうパッション溢れる熱い若者のエンジニア、若者じゃなくてもいいですね。気心が若いエンジニアの人は。

長谷川: 年齢関係ないですね。

砂 金:  年齢関係ない。実年齢関係ない。スキルとパッションがある人は絶対応援したいし、それ応援するのはMicrosoftとしての責務だと思うし、IT業界においてね。

長谷川: きましたよ、皆さん!!今日はこのぐらいにしときますね。ありがとうございました。

砂 金:  どうも、ありがとうございました。

2012-08-22 | Posted in techghostNo Comments »